【Clair Obscur: Expedition 33】ニューゲーム+でプロローグをじっくり見ていく(NG+プレイ記録1)
『Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション33)』のニューゲーム+プレイ記録。
初見では気づかなかったあれこれを書いていく予定なので、クリアはしたけど2周目はやらないという方や、NG+をプレイする人の独り言を読みたい方におすすめです。
今回の内容はプロローグだけど、いきなりエンディングの話をするくらいネタバレがあります。
ニューゲーム+開始
1周目のプレイタイム68.3時間で、いざニューゲーム+へ!
ヴェルソエンドのデータを引き継いで2周目開始。
エンディングは、キャンバスを消すほうがきれいに物語が完結するのと、エンドクレジット導入時の音楽も華やかということで、ヴェルソエンドが好きでしたね。
マエルエンドは、めったに自分の気持ちを口に出さないヴェルソの数少ない本音「こんな人生は嫌だ」を聞くためのルート。
そう、ヴェルソは疲れてたんだよ。
本当は絵を描くよりもピアノを弾きたかった少年が何年も何年もキャンバスを描き続けている事実、キャンバスによって家族が崩壊して家族がいつまでも前に進めない状況…こういった問題にマエルが向き合って、マエル自身がキャンバスを壊す終わり方があれば、もっと理想的だったなと感じる。
話はNG+に戻り。
なんとなくストーリーの全体像が分かった(つもりの)状態で始めるプロローグ。
久しぶりに見るギュスターヴは、いきなりシモソ持ちのレベル95で別人になったかと思った。
祭典のトークンは余っていないので、バゲット武器がもらえるパン屋では何も起きず。
ソフィーと一緒に港へ向かう。
途中でいろんな人と話していくが…
分かる!
すべての会話の意味が分かる!!
初見プレイ時はなんのこっちゃ分からず、ただの点だった会話も、線として理解できる。
一度クリアすると、プロローグで見える世界も変わる。
ギュスターヴとソフィーが別れた理由
当時はまったく気づかなかったけど、ギュスターヴとソフィーが別れた理由はプロローグ中の会話で分かるようになっていた。
まずソフィーとマリエとの会話から。
マリエはソフィーが子どもを持たなかったことを「ルミエールの未来を気にかけない自分勝手な人」と責める。
対してソフィーは、抹消で親が消え、寿命がどんどん短くなっていく絶望的な世界に、自分の子どもを巻き込みたくないと主張。
これについては、いつぞやのキャンプイベントでシエルも話している。
ソフィーは子どもが大好きだからこそ、子どものためにできる最善のことは子どもを持たないことだと考えていた。
この考えの違いがソフィーとギュスターヴの価値観のずれとなり、別れる原因になった。
だからこそソフィーは、ギュスターヴとマエルが遠征を成功させ、ソフィーのような選択をする人がこれ以上出なくて済むことを心から願っている。
ギュスターヴが子どもを望んだのは、自分の意思を引き継ぐ者がほしかったからだが、ソフィーや弟子たちと関わるうちに、実の子でなくてもその願いは叶えられると考えるようになったと別の会話で明らかになる。
ジェストラルごっこで遊ぶ子ども
「ジェストラルの軍隊を作ってペイントレスをやっつける!」と、ジェストラルの仮面をかぶって遊んでいる男の子たち。
違うんだ、抹消を引き起こしてるのはペイントレスじゃないんだ。
本当の脅威はモノリスの地下にいるんだ!
という事実をつかんだ第60遠征隊は、史上最強の遠征隊だと思う。
ルノワールの下書きにある遠征隊の死体は、第60遠征隊の隊員だろう。全裸ではなかったが。
この少年たち、抹消のときは抱き合って周りを見ないようにしていたのが印象的だった。
たぶんもう親は抹消された子たちなんだと思うけど。
毎年特定の年齢の人が消えるのが当たり前の世界だとしても、やっぱり心に深い傷を負うわけで、そういう思いをさせたくないからソフィーは子どもを持たない選択をしたんだろうなと。
ソフィーはペイントレスを見て「悲しそう」と核心を突く発言もしていたし、ルミエールでも独特な考えの持ち主だったのかもしれない。
2周目の抹消シーンは、ソフィーのこともっと知りたかったなあと思いながら見ていた。
第33遠征隊の着陸地点
祭典でルネと話すと、第0遠征隊の話になる。
余談だが。
第0遠征隊の次の遠征隊は、ジャーナルのとおり第84遠征隊。
なぜ15年の間が空いたかというと、最初の抹消は100歳が対象で、しばらくは消えるのが超高齢者ばかりだったので、モノリスに書かれた数字の年齢の人が消えるという法則が認識されていなかったから。
…という考察をRedditで読んだ。
話を戻そう。
生き残りがいた唯一の遠征隊、かつモノリスにたどり着いている第0遠征隊が、67年前に着陸した地点をルネは割り出したという。
エマのスピーチ後、第33遠征隊が出発。
景色の大半は変わっていると見越した上で、第33遠征隊も第0遠征隊と同じ場所に着陸した。
ここ、暗き海岸だったんだね。
たしかに暗き海岸には、カットシーンで第33遠征隊を襲った手のネヴロンがうようよいるし、ACT1の開始地点になる春の牧草地も近い。
67年前は、絵の中のクレアを本物のクレアが描き変える前。つまり遠征隊を襲うネヴロンなんていなかった時代。
当時の暗き海岸は、今のような危険な環境ではなかったはずだ。
そして、ルノワールの襲撃を受けてギュスターヴが倒れたシーン。
今なら分かる。
ヴェルソやないかい!
マエルを屋敷に連れて行ったのはヴェルソだった!
まあ考えてみればヴェルソしかいないか。
そんな感じで、NG+の第33遠征隊の旅がスタート。
まだまともに戦闘してないので、NG+の難易度がどんなもんかさっぱり分からない。
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