【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】第1話「ドラゴンの後継者」のゆるい感想

ハウスオブザドラゴン シーズン1第1話感想 アイキャッチ

『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前を描いたドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の第1話を見た感想です。

まだ1話目&原作のことは知らないので、とりあえず思ったことを簡単に。

総じて血なまぐさくて不吉な予感しかしない60分で、大変おもしろかったです。

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全体的な感想(ネタバレなし)

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、七王国を支配するターガリエン家が衰退するきっかけとなった内乱を描くドラマ。

なので、1話冒頭で平和的に後継者を決めようとしたジェヘアリーズ王の願いもむなしくこれからどんどん欲望と陰謀渦巻く苛烈な戦いが繰り広げられるのだろうなと思うと、今後の展開が楽しみでなりません。

『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前が舞台とはいえ、景色、音楽、衣装の雰囲気はそのままなので、夢中になって見ていた『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界に再び浸れることにただ喜びを感じます。

激しい暴力シーンすら懐かさがある。あそこまでやらなくてもとは思ったけど。

主役はターガリエン家ですが、バラシオン、スターク、ターリーといった家名もチラッと出てきました。彼らが今後ストーリーに関わるのかも気になります。

お金がかかっているのがよく分かる映像美も見どころのひとつ。

シーズン1の製作費は2億ドルだそうで。日本円でだいたい272億円(1ドル136円として)。

桁が多すぎて何が何だか想像つかないけど、とにかくドラゴンの質感や動きが以前よりきめ細かくなってパワーアップしたのだけは分かった。

『ゲーム・オブ・スローンズ』をまったく見たことがない人でも楽しめるのか? というのは、既に『ゲーム・オブ・スローンズ』を見た私には答えられません。

ただ、最新のコンテンツを旬のうちに体験できるのは何にも代えがたいものです。

『トップガン』を見たことないのに『トップガン マーヴェリック』を見た私はそう実感しました(そしてすぐに『トップガン』を配信で観賞)。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に興味があるのなら、たとえ『ゲーム・オブ・スローンズ』を知らなくても(覚えていなくても)まずは見てみるのがいいと個人的には思います。

1話目はまだ序章オブ序章で、『ゲーム・オブ・スローンズ』よりおもしろいのかは未知数。

迷っている場合は全10話配信されてから検討してもよさそうです。

これより先、ネタバレあり。

第1話のあらすじ(適当)

  • ジェヘアリーズ・ターガリエン「後継者は女のレイニスじゃなくて男のヴィセーリスにする」
  • レイニラ・ターガリエン「わたし息子じゃないし」
  • ヴィセーリス・ターガリエン「今まで息子にこだわってたけど娘を後継者にしよう。弟は遠ざける」
  • 王弟デイモン・ターガリエン「兄貴の後継者は俺だったのに追い出された」
  • 王の手オットー・ハイタワー「うちの娘を利用しよう」

第1話の雑感

  • レイニラはドラゴンを乗りこなせて歴史もよく勉強していてかなり優秀だとお見受けする。どこかやる気がない様子なのは、娘の自分は父親に必要とされていないという気持ちがあるからなのだろう。芯のある声での「ドラカリス」がしびれる。
  • 200年前も変わらぬ姿の鉄の玉座、座りにくそうなだけでなく怪我する上に後遺症が…。
  • 王の誕生を祝うための槍試合の血みどろと出産の血みどろが重なって不吉さマックス。あの槍試合で熱狂する人々は頭おかしすぎる(褒めてる)。
  • 麻酔なしの帝王切開は見ていて「ひぃぃぃ」ってなった。エイマは死産や流産を繰り返して心身ボロボロだったろうに、世継ぎを産むという使命を果たそうとした。なのにあの末路。ターガリエン家の女性の不遇さの象徴なのか。
  • レイニラとアリセントの見せつけるような仲のよさは、目に焼き付けておかねばならない気がする。アリセントがヴィセーリスの部屋に派遣された時点で友情崩壊の予感しかない。
  • ターガリエン家は神々に近いと言われるが、ドラゴンがいなければターガリエンもほかの人と同じ。ドラゴンの破滅の力は人の手には負えないものだ。この重要な考えをヴィセーリスとレイニラは共有している。でも果たしてほかの人は?

以上、第1話の感想でした。

続き:第2話「王弟」感想。婚姻は波乱の幕開けか

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