【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】第2話「王弟」感想。婚姻は波乱の幕開けか

ハウスオブザドラゴン シーズン1第2話感想 アイキャッチ

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の第2話「王弟」を見た感想です。

以下、『ゲーム・オブ・スローンズ』含めネタバレあります。

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第2話のざっくりあらすじ

第2話は流血がなく、政治的な駆け引きが中心。

  • オープニングクレジット復活!
  • エイマを失って半年、ヴィセーリスは世継ぎのため新しい妻をめとるよう迫られる。コアリーズ・ヴェラリオンの娘レーナが候補に挙がるが、ヴィセーリスはアリセントを選ぶ。
  • 鉄の玉座の後継者を主張するデイモンは、ドラゴンストーンを占拠しドラゴンの卵を盗むが、レイニラが卵を取り返す。
  • コアリーズ公は「蟹餌作り」が自分の艦体に危害を加えていると訴えるも、自由都市と戦争をしたくないヴィセーリスは却下。娘の婚姻も却下されたコアリーズ公はデイモンに協力を求める。

第2話で印象的だったのは以下の3つ。

  • ドラゴンストーンでのレイニラとデイモン
  • ヴィセーリスの婚姻
  • レイニラとレイニスの会話

これらについて感想を簡単に。

レイニラとデイモン

第1話では仲よさげな叔父と姪っ子だったレイニラとデイモンだが、レイニラが王の後継者になったことで2人はライバルという立場に。

でも今のところ、レイニラのほうが上手らしい。

俺は結婚するぞ、妻は子を身ごもっているぞ、というデイモンの主張は虚言だとレイニラは見抜いていた。

叔父のウソが分かるくらい、レイニラはデイモンと親しかったのだと思う。

堂々と「後継者になりたいならまず私を殺しなさい」と言えたのも、デイモンに自分は殺せないという自身があったからかもしれない。

それにしても、自ら前線に向かい相手と交渉するレイニラはやっぱりいい指導者になりそうだなと思わせる。

立ち姿や歩き方がデナーリスによく似ている。

…となるといい指導者になるかは不明だけど、配下の心をつかむ素質はありそう。

ヴィセーリスの婚姻

国のために再婚することを決意したヴィセーリス。

その相手はレーナではなくアリセントだった。

小評議会のメンバーがレーナは相手にふさわしいと言うくらいなので、国の安定を考えたらレーナと再婚すべきだったのだろう。

ヴィセーリスはレーナが若すぎると口にしていたけど、要はコアリーズ公の権力への欲を受け入れられなかったのだと思う。

ヴィセーリスがアリセントを選んだのは居心地のよさだけでなく、オットーが無欲だと感じていたのもある。

「国のために再婚しないといけない王をうらやましいとは思わない」とか話していたからね。

オットーはうまいこと言って王に寄り添う。

本当に無欲な人物は娘を王に近づけたりしない。

アリセントは指の状態から察するに、ヴィセーリスに近づくのはストレスなのだと思うけど、父親譲りなのかアリセントも王に寄り添うのがうまいんだな。

(そしてヴィセーリスもレイニラも自分の家族よりアリセントに胸襟を開いているところが何とも言えない)

ヴィセーリスはとにかく誰かと婚姻さえすれば周りが黙ると思ったのだろうか。

だとしたら本当に王の素質がない。

家のことより自分の感情を優先して結婚相手を選んだ人物といえばロブ・スタークで、その末路は悲惨なものだった。

ヴィセーリスの再婚は建前上は国のためとはいえ、最終判断は感情優先。

私の中でヴィセーリスはもっとも死亡フラグが立つキャラクターになった(ケガのこともあるし)。彼の今後はいかに。

レイニラとレイニスの会話

「女が玉座に座るくらいなら、男は王土に火をつける」という、誰も言わない真理をレイニラに伝えたレイニス。

レイニスは女で後継者に指名されたレイニラに嫉妬しているのだろうか。

今のところそうは見えない。むしろ、レイニラの一番の理解者になり得るのがレイニスな気がする。

夫のコアリーズ公と違って、レーナを熱烈に王の再婚相手にしたいわけでもなさそうだったし。

王になるまでに女には大きな壁がある。王になったらなったらで、もっと過酷なことが待ち受けている。女王は望まれていないから。

レイニラは私が女王になって変えてみせると強気だが、ヴィセーリスとアリセントのあいだに男児が生まれればどうなるか。

ヴィセーリスとアリセントの婚姻は波乱の幕開けな予感。

続き:第3話「名を継ぐ者」感想。デイモン運よすぎない?

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