【サイバーパンク2077】ロッカーボーイの恋人が別れを告げた星エンディング感想

2020/12/29

ゲーム サイバーパンク2077

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『サイバーパンク2077』のエンディングの1つ、「星」の感想です。

屋上で最後に連絡をとりたい相手にケリーを選び、パナムたちとアラサカ・タワーを襲撃しました。

エンディングを含むネタバレあり。

パナムルートであえてケリーを選ぶ

今回はトロフィー「星」を取るため、メインジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上シーンでは、

パナムに協力を頼む

薬を飲む

を選択してパナムルートへ。

問題はその前の、最後に連絡をとりたい相手にコールするところ。

パナムにするか、ケリーにするか。悪魔エンドで契約書にサインするかどうかより迷った。

アルデカルドスとアラサカ・タワーに行くならとことんパナムにしたい気持ちはある。キャラクター的にもケリーよりパナムのほうが好きだ。

しかし、ここでパナムではなくケリーを選んだことがあるプレイヤーは少ないであろう。珍しいほうをやってみるのも、ゲームのひとつの楽しみかたではないか。

ということでケリーにコールした。

ジョニーのせいでVが死にかけていることをケリーは知らないのだっけ。会話の内容は「新曲できそう?」「あの夜のこと(=マネージャーのヨット爆破事件)を曲にする」といった当たり障りのないものだった。

で、そのあとパナムにアラサカ・タワー襲撃の協力を求め、ジョニーが消えた直後の選択肢がこれ。

  • パナムに連絡する
  • ハナコに連絡する

パナムとハナコの字面が似ていて、うっかりアラサカルートに突入してしまいそうになるワナ。

ミスティの占いは愚者、魔術師(逆位置)、恋人で、ミスティに「V、私に何か隠し事をしてない?」って聞かれるわけだけど、カンがいいですねミスティさん。こいつ超有名ミュージシャンと付き合ってますよ。

パナムルートの振り返り

アルデカルドスのキャンプでオルトに会うためにサイバー空間へ行ったVがピチピチのパンツ一丁になって帰ってくるのはバグなのでしょうか。

パンイチでアルデカルドスのジャケットをはおるVの勇姿をフォトモードで収めようと思ったらエラー落ちして元の服装に戻った。

キャシディに15秒で12本の空き瓶を撃てと無茶ぶりされるイベントで私の成績は3本だった。サイドジョブの射撃大会で6点しかとれなかった人がやるとこうなる。

そんな実力だからか、アラサカ・タワーではアダム・スマッシャーに10回くらいぶちのめされた。おかしい、アラサカルートのときは1回で倒せたのに。そろそろサイバーウェアの基幹システムを初期装備から変えるか。

10回やり直すのはいいのだけど、やり直すたびにソウルが踏まれるのを見なくてはいけないのがつらかった。

6か月だけ生きるか、データとして生き続けるか

神輿に接続したV。オルトによってジョニーとの分離が完了し、Vはコンストラクトになっていた。

Vの体はRelicの影響でボロボロになり、今や体の主はジョニー。Vのコンストラクトを脳に戻したらVの余命は6か月だという。

ここでVが自分の肉体に戻って残りの人生を生きるか、ジョニーに体を渡してデータとして生きるかの選択をする。

データとして生きるって、どういう状態なんだろう。自分の意志はあるのか、記憶は残るのか。肉体がないのに生きているという感覚も想像つかない。

オルトは神輿を壊してほかのコンストラクトを統合し、ブラックウォールの先へ向かうらしい。Vがコンストラクトのまま残れば、いずれオルトの一部になる。

ジョニーは「ブラックウォールの先へ行ったらお前がお前じゃなくなる」とVに言った。

Vがデータとして生きるということは、最初のうちは自分が自分だと認識できても、いずれ認知症のように自我を失うということなのかも。

肉体のない状態で自我を失ったら、たとえデータとして生きていてもそれは死んだも同然ではないか。

VがVとして生きるためには、肉体に戻って残り短い人生を生きるしかない。

死なないために努力して得られた選択肢が、半年生きるかデータとして生きるかの二択というのは何とも残酷だ。アラサカルートもひどいものだったが。

「わずかでも残された時間を生きたい」を選んでVは肉体に戻った。ジョニーとはいい関係のまま別れられたのは救い。

ロッカーボーイの恋人との別れ

エピローグでVはパナムたちとナイトシティを離れる。

バッドランズのキャンプに寄ったとき、パナムが「お客が来てるよ」と言うので行ってみるとケリーが待っていた。

最初、Vはケリーの乗ってきた車のドアに寄りかかって車の中にいるケリーと話すのだけど、その角度がひどすぎた。

Vの首を限界まで曲げてもケリーが視界に入らない。誰に「会えて嬉しいよ」って言っているのかまるで分からん。

そのあとケリーが車から出てきたからよかったけど。

さて、Vはケリーが一緒に来てくれるものだと思っていたが、ケリーの歯切れの悪い口調からケリーがナイトシティに残ることを察する。

ここでのVの対応は、強い口調で問い詰めるか物分かりよく穏便に進めるかを選べる。

ナイトシティでまだやることがある、アルバムを作らなきゃいけない、と話すケリーに「ふざけるな」と問い詰めたほうがケリーの本音を引き出せるのがおもしろいところ。

Vの余命はあと数か月。たった数か月も待てないのかと怒るV。

ケリーは、今ナイトシティを離れたらこの先どうなるか分からない、Vと一緒に行ったらナイトシティには独りで帰らないといけない、そんなのは怖いし耐えられないと説明する。

要するにケリーはVより自分の仕事を選んだということ。Vには気の毒だけど、ケリーの言うことは理解できる。

ようやく新しい曲を書き始められて、アスクラックスとのツアーの話も来ていて、しばらくは仕事に困らないだろう。それはVがいたから得られたチャンスではあるけど、ナイトシティから離れたらその仕事もどうなるか分からない。あと数か月しか生きられないVのために、そこまで大きな犠牲は払えないのだ。

あと、ケリーが砂漠で生きるのは大変難しいように思う。豪邸で不自由なく暮らしてきた推定80~90代のセレブに、いきなりノーマッドとキャンプ生活をしろというのは酷でしょう。仕事のことより砂漠生活がイヤだからナイトシティに残りたいんじゃないかという気さえする。

結局のところ、Vとケリーの関係はナイトシティでしか成立しないものだったということです。

Vはケリーの言い分に納得し(ケンカ別れする選択肢もあるけど)、ケリーは「アルバムが完成したら一番に聞いてくれ」と言って去って行った。

それにしても、Vがあんなに怒るのは意外だった。ゲーム本編ではケリーと恋愛関係になってもメッセージが1回送られるだけで、パナムのように特別な会話が用意されているわけではなかったから。

V、きみはそんなにケリーのことが好きだったのか、遊びじゃなかったのか、と私はエピローグで驚いたよ。

パナムの対応はいたって普通

うちのVはかつてパナムとも熱愛関係にあった。タイミングはケリーと同時期である。

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ところが、当のパナムは何事もなかったかのようにVをアルデカルドスに迎え入れ、Vのためにアラサカ・タワーを襲撃し、Vと共にナイトシティを離れた。

バッドランズのキャンプからバシリスクに乗り込んだときも、「荒野で途方に暮れるケリー・ユーロダインが見れるなんて」とか「彼とはうまくいかなかったの?」とか、いたって自然な態度でVと接する。

これはもうパナムもペラレス夫妻のように記憶を操作されたってことにしていいでしょうか。

エンドクレジットのメッセージ(星エンド)

悪魔エンドを見たときと違ってサイドジョブをいろいろ終えたあとなので、エンドクレジットにはヴィクター、ママ・ウェルズ、ジュディ、ミッチ、ローグ、ケリー、リバー、タケムラ、ジェファーソン・ペラレス、ミスティが登場した。パナムは恋人じゃないと出てこない模様。

Vがバッドランズへ旅立ったのを知っているのはヴィクター、ママ・ウェルズ、ミスティで、今回はケリーも含まれる。

ケリーは「荒野の暮らしはどうだ?」から始まり、「メシは砂混じりだろ?」などとバッドランズ生活をこき下ろす。冗談のつもりかもしれないけど。

続く「バッドランズなんてお前らしくない」「お前はそのうちナイトシティに戻ってくる、必ずな」という言葉は、単にVに未練が残る気持ちの表れなのかもしれないけど、Vのことをあまり理解できていない発言にも聞こえる。

Vは余命に関係なく、ナイトシティには戻らないと決心して旅立ったはず。ノーマッドがアラサカに目をつけられたのもあるし、少なくとも「そのうち」戻ってくることはないだろう。

ケリーが見ていたのはVなのか、それともVの中のジョニーなのか。

2077年にケリーがVと過ごした時間より、Samurai時代にケリーがジョニーと過ごした時間のほうが長い。そしてローグのサイドジョブでジョニーが「ケリーは俺とヤりたがっていた」と言っていたので、ケリーはジョニーに好意を抱いていた可能性もある。まあ、ジョニーの自意識過剰発言の可能性もある。

Vとケリーの関係は、本人たちの自覚がないところでかなり複雑だったのかもしれない。

とか考えていたけど。

そのあとに登場したタケムラが別れの言葉と称して「地獄に落ちろ、クソ野郎」って真顔で言うからいろいろ吹っ飛んだ(たぶんこのタケムラは切腹か何かしようとしている)。

星エンドのメッセージはポジティブなものが多く全体的に明るさを感じる。しかし、パナムが恋人時のメッセージってなんだか不吉じゃありませんか(結局パナムでもパナムルートやった)。

砂嵐が来てるから今夜は帰れそうにないと言ってからVに感謝を伝えていたけど、こういうのって主人公がメッセージを聞くころにはメッセージの送り主はもういないっていうのがよくあるパターンな気が。

パナムは砂嵐のあとVのもとに帰れたのだろうか。比較的ハッピーめな星エンディングにさりげなく一抹の不安を残すところが見事というか、私がひねくれているというか。

ミスティはタロットの結果が戦車、恋人、太陽だったと話し、「バッドランズできっとこの先いい人生が待ってる」「自由に生きて」と締める。

「自由」というのは、Vの人生のキーワード。余命は限られているものの、Relicやアラサカから解放されたVの新しい人生は自由に満ちている、そんな前向きさを感じる星エンディングだった。


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