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IELTSライティング6~7向けの勉強方法と参考書

2019/02/24

英語学習

t f B! P L

イギリスで2018年10月にIELTSを受け、バンドスコア7.5を取得しました。

各試験を振り返りながら「これは役に立ったな」と思った対策、「これは事前に知っているといいかも」と思った情報をお伝えします。

この記事では6.5だったライティングについてまとめました。

英作文は何となくできるけどIELTSのエッセイはどう書いていいか分からないという人や、ライティングスコア6~7を目標にしている人の参考になればと思います。



IELTSのライティングテストとは

IELTSのライティングはTask1の図表問題とTask2の論述問題で構成されています。

簡単に説明するとこのような感じです。

Task1:
棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、ダイアグラム(プロセス図)など、図表を見てその特徴や傾向を説明するエッセイを150ワード以上で書く

(例:2003年と2013年のネットショップの商品別の売上げを示した2つの円グラフを見て、その特徴や類似点、相違点をまとめる)

Task2:
あらゆるジャンルの議題に対して、自分の意見をまとめたエッセイを250ワード以上で書く

(例:「医療の発展により人々は長生きできるようになった。これによるメリットはデメリットを上回ると思うか?」という質問に対して自分の主張、根拠、結論をまとめる)

IELTSのライティングは制限時間60分で2つのエッセイを書かねばならない過酷な試験です。

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの中で一番低いスコアはライティングだ、という受験者は全世界で70%と言われています。



私の試験対策:「どう書けばいいか分からない」から「とりあえず何か書ける」まで

世の中にはいろいろな勉強方法があるので、ひとつの参考になればと思います。

IELTSのライティングテストは英文を書くのに慣れていても、対策をしないと難しいテストです。

私は過去に英検1級を受けたことがあり、そのときに英語のエッセイを書く練習をしましたが、IELTSのライティングは英検と問題形式が全然違うため最初は問題を見てもどう書けばいいのかさっぱり分かりませんでした。

「どんな問題が出てもとりあえずエッセイを書けるようにしよう」と思い、以下の手順で勉強していきました。

1.模範解答をひたすら書き写す
2.時間を計らずWordに書いて修正していく
3.本番同様に時間を計って紙に書く


1.模範解答をひたすら書き写す

まず模範解答を書き写してエッセイの型やイディオム、パラフレーズ(言い換え)を覚えました。

ただ書き写すだけではなく、書く前には「自分だったらどのような内容で書くか」を5~10分以内にメモしました。

また、書いたあとには模範解答を音読しました。

書き写しは手書きがおすすめです。

Task1の150ワード以上、Task2の250ワード以上という分量の感覚がつかめるからです。


2.時間を計らずWordに書いて修正していく

20個くらい書き写したら、その中のトピックを使って時間を計らずWordでエッセイを書く練習をしました。

Wordを使う理由は文字数をカウントしてくれるのと修正が簡単だからです。

エッセイを書き終わったら辞書やネットを見ながら修正し、自分にできる範囲でベストな状態に仕上げます。

最初のうちは2時間かけてようやくゴミのようなエッセイが1つ書けるくらいでしたが、いくつか書いていくうちにスピードが上がってきました。


3.戦略を決めて本番同様に時間を計って紙に書く

なんとか書けるようになってきたら本番を想定して、時間を計りながら紙に書く練習をしました。

このときにはTask1と2の時間配分や解く順番を決めておきます。

私は2つのエッセイを制限時間内に終わらせるため、Task1を20分、Task2を40分で仕上げることを意識しました。

また、Task2のほうが苦手だったので、終了時間を意識して焦らないようTask2→Task1の順番で解くようにしました。



ライティング対策の参考書・動画

IELTSのライティング対策で私が参考にした本やサイトを紹介します。


『IELTS Writing Tasks 1 & 2 Advanced Masterclass: Band Scores 7.0 - 8.5』

(2020/10/18現在、Amazonで取り扱いしていないようです)

英語で書かれたIELTSのライティング対策本です。

タイトルに「バンドスコア7~8向け」とありますが、エッセイの書き方だけでなく試験の概要や注意事項など、初めてIELTSを受ける人にも役立つような情報が盛りだくさんです。

Task1はグラフの動きに応じた英語表現、導入部分の書き方、Overviewの書き方が練習問題つきで解説されています。

Task2は問題形式ごとにどう文章を展開させるかについて説明があります。

パラフレーズの説明も豊富で、動詞から名詞への言い換えなど、同じ意味の文章をいろいろなパターンで書く方法も紹介されています。

読み進めるうちにIELTSのライティングに応じた書き方を理解することができる本なので、高いスコアを目指していなくても役に立つと思います。

Kindle Unlimitedでも読むことができます。


IELTS Lizの動画

リスニングとリーディングの記事でも紹介したIELTS Liz。

ライティングに関してのコツはウェブサイトにもたくさん載っていますが、ホワイトボードを使って解説してくれるYouTubeのほうが分かりやすいと思います。

動画はトピックごとに細かく別れており、「円グラフ問題」「イントロダクションの書き方」「結論の書き方」「ボキャブラリー」といった実用的ものから、

「残り5分でまだ書き終わっていない場合」や「Task2の意見はおもしろくないといけないのか」など気になるものまで公開されています。

【参考(YouTubeリンク)】
IELTS Writing Task 2: Only 5 minutes left and you haven't finished your essay
IELTS Writing Task 2: Do ideas need to be interesting?

「残り5分でまだ書き終わっていない場合」の動画ではエッセイを結論まで書くことの重要性がよく分かります。

Youtubeで「IELTS Liz writing」と検索して気になるトピックの動画を見てみてください。


その他:Task2で何書いていいか分からない場合はニュース番組でインプットを

ライティングのTask2は自分の知識や経験をフル活用して書く内容をひねり出します。

そもそも書くことが思い浮かばない! という場合はニュースを見て専門家の意見を聞いて、どんなトピックにどんなアイデアがあるものなのか仕入れるといいと思います。

私がよく聞いていたラジオが「飯田浩司のOK! Cozy up!」というニュース情報番組。

日替わりのコメンテーターがその日のニュースを解説してくれるので、ネットニュースだけでは分からないニュースの前後関係や問題点についての知識を得ることができます。

平日はPodcastで毎日配信されるのも便利。

1本50分くらいありますが、アプリで1.7倍速にして聞くとあっという間です。



あとは書きやすい問題が出ることを祈ろう

ある程度書けるようになったら、あとは運です。

自分の得意なジャンルが出ればうまく書けていいスコアが取れるでしょうし、逆にあまり勉強しなかったタイプの問題が出れば思うように書けなくて苦戦するものです。

私がIELTSを受けたときは、Task1にほとんど勉強しなかったダイアグラムが出て、Task2に想定外のジャンルが出て運が悪かったなと思いました。

相性のいい問題が出ることを祈りましょう。


イギリスでIELTSを受けた体験談

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プロフィール


Seina

ゲームの感想や攻略を書くのが好きな人。ゲーマーになる前の趣味は映画鑑賞と海外ひとり旅。イギリス滞在経験あり。元フォワーダー業界勤務。吹奏楽経験者。英検1級取得者。

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