IELTSリーディング8.5取得。60分で全問解くためのコツ


イギリスで2018年10月にIELTSを受け、バンドスコア7.5を取得しました。

各試験を振り返りながら「これは役に立ったな」と思った対策、「これは事前に知っているといいかも」と思った情報をお伝えします。

この記事では試験当日が絶好調で8.5だったリーディングテストについてまとめました。

60分ですべての問題を解き終えるために私が何を心がけたか、ということを中心に紹介します。



IELTSリーディングテストを時間内に最後まで終わらせる方法とは

IELTSのリーディングで高スコアを取るためには、長文3つ・全40問を60分で解き終わる必要があります。

よくあるアドバイスで

「本文を全部読むと時間が足りないから必要なところだけ読めばいい」

というのがありますが、私は文章を飛ばすと問題が解きにくくなるので本文は全部読みます。

その上で5つのことをいつも心がけていました。

1.問題文を先に読んでから本文を読む

2.各パラグラフのポイントをメモする

3.固有名詞に印をつけておく

4.1つの長文は20分以内に終える

5.パッセージ3から始める

詳細をひとつずつ紹介していきます。



1.問題文を先に読んでから本文を読む

リーディングで大事なのは本文を読む前に問題に目を通すことです。

なぜこれが重要なのかというと、どんなタイプの問題が出るのか確認したあとに本文を読むほうが答えを見つけやすいからです。

基本的な進め方を紹介します。

新しいパッセージ(長文)に取り組むときは、まず問題をザーっと見る。

そのあともう一度ひとつめの問題を見てから本文を読み始めます。

本文の中でひとつめの問題の答えがありそうな部分または段落を読み終えたら、答えを探して解答用紙に記入。

ひとつめの問題を解いたらふたつめ以降も同じように進めます。

一問ごとに本文と問題を行ったり来たりするイメージです。

ちなみに先ほど私は本文を全部読むと言いましたが、じっくり読むのは問題と関係ある文章だけで、他はざっくり見るくらいです。


リーディング問題の半分以上は本文の順番どおりに出てきます。

問題を解くたびにページをめくるのは大変ですが、一通り本文を読んでから問題に取り組んで「この内容はどこにあったっけ?」と本文をさまようより全然効率がいいです。

例外は「各パラグラフの見出しを次の中から選べ」とか「それぞれの主張に該当する人物を選べ」とか、選択肢が多いタイプの問題。

これらは消去法で答えを選ぶこともあるので、先まで読んでからのほうが解きやすい場合があります。

その際に役に立つメモの取り方が次の2つです。



2.各パラグラフのポイントをメモする

「各パラグラフの見出しを次の中から選べ」系の問題に有効なのが、ひとつの段落を読み終えたら空いているスペースに内容を簡単にメモする方法です。

例えばハリウッドの映画産業に関する長文で、サイレント映画からトーキー映画への変遷が述べられているパラグラフがあったら「サイレント→音声」のようにポイントを書き留めます。

そうすると選択肢の見出し一覧から答えを選びやすくなります。

とはいえ見出しを選ぶ問題はたいてい選択肢がたくさんあり、多いと10個くらい選択肢が並んでいて、すぐに答えを決められないこともあります。

ひとまず飛ばして読み進めて、分かるパラグラフから回答していって、あとから戻って消去法で考えるのも有効です。



3.固有名詞に印をつけておく

「それぞれの主張に該当する人物を選べ」系の問題に効果があるのが、本文中の固有名詞をマルか四角で囲んでおく方法です。

具体的にどんな問題かというと、本文に「○○大学の○○教授の発表では…」が5回くらい出て、各教授の主張をA~Dから選べ、といったものです。

たまに前半に出てきた教授が後半のパラグラフで再登場することがあるので油断できません。

そういうときに固有名詞が目立つようにしてあると、本文から答えを探しやすくまります。

人物ではなく団体名や国名になることもあるので、問題文を見たときに「固有名詞がたくさん出てる」と思ったら実践するといいでしょう。




4.分からない問題に固執せず1つの長文は20分以内に終える

時間配分の話というよりは

「分からない問題はスッパリあきらめて最後まで解こう」

という話です。

IELTSのリーディングは本文をちゃんと読めば答えが分かる問題なので、見つかるまで答えを探したくなります。

しかしテストは3つのパッセージ(長文)で構成されており、制限時間は60分。

すべての問題を解き終えるためには、各パッセージ20分を超えないよう取り組む必要があります。

「ひとつの問題につき1分半で切り上げる!」

と決めたところでいちいち時計を見るヒマはないので、20分単位で各パッセージを片付けるように強く意識するべきです

「このへんに答えがありそうなんだけど見つからぬ、でも見つけたい……あ~時間が~~」

と沼にはまると20分は容易に過ぎます(それはもう秒針が倍速になった? っていうくらい)。

問題文と本文を交互に見て、答えがありそうだと思った段落で答えが見つけられなかったら、とりあえず解答用紙に答えを書いて次に進みましょう。

最後のパッセージで時間が足りなくなると焦って本文が頭に入らなくなるし、答えがカンあるいは白紙になれば正答率が下がります。

もしかしたらその中に簡単な問題があって、時間が足りていれば得点につながったものがあったかもしれません。

なかなか答えが見つからない問題に執着せず、各パッセージ20分で最後まで解くことを重視しましょう。

全問終えたあとに時間が余らないとも限らないので、あとから見直せるよう、適当に答えた問題にはしるしを付けておくといいです。



5.解く順番を工夫。パッセージ3から解いたら効率が上がった

これは好き嫌いがあると思うので興味があったら試してください。

リーディングテストをパッセージ1から順番に解くのではなく、パッセージ3からやる方法です。

リーディングテストは長文3つを60分で解かないといけないので、どんなに長くても1つ20分で終えないといけません。

ですがパッセージ3に到達するころには結構疲れています。

なのにたいていパッセージ3が一番難しい。

集中力が落ちた状態で取り組むので解くスピードが落ち、時間が足りなくなって回答がテキトーになる、というのが模擬試験をやったときの私でした。

そこでふと思いついて

解く順番をパッセージ3→パッセージ1→パッセージ2に変えました。

最も労力のかかるパッセージ3を最初に終えることで頭が疲れにくくなるという見立てです。

これが功を奏し、パッセージ3の正答率が上がっただけでなく、リーディング問題全体で解くスピードが上がりました。

パッセージ1から解いていたころは60分ギリギリで最後まで終わるか終わらないか、という感じでしたが、パッセージ3から読むようにしてから時間内にすべて解けるようになりました。

数分余って不安な問題を見直せるときもあります。

実は本番のリーディングテストで一番難しく感じたのはパッセージ2でしたが、この方法で最後まで解けました。

負担の大きいパッセージ2と3を連続してやらず、比較的簡単なパッセージ1をあいだに挟むと疲労がたまりにくくなるかな、と勝手に思っています。

ただし、解答用紙の正しい場所に答えを書くことだけは忘れずに。

例えばパッセージ3が27問目からだったら、解答用紙の1番目ではなく27問目から記入することになります。

あとで気づいて修正するのは時間のロスなので、ここだけは絶対に間違えないようにします。



リーディング試験攻略で参考になった書籍・サイト

『Target Band 7: Ielts Academic Module - How to Maximize Your Score (Japanese Edition)』



ざっと試験の概要とテクニックが分かる日本語の本です。

各タイプの問題にどう取り組めばいいか軽く書いてあるので、IELTSの勉強を始めたころに読むといいと思います。

ちなみにKindle Unlimitedでも読めます。



IELTS Liz

ウェブサイトとYouTube動画でIELTSのコツを解説してくれます。

リーディング関係の動画は少ないのですが、「True/False/Not Given」の解き方を学べる動画「IELTS Reading Tips: True False Not Given」は見ておくといいと思います。

IELTSで頻出のパラフレーズ(言い換え)について知りたい方も必見です。

ウェブサイトは英語なので、情報を仕入れたりテクニックを学んだりしながら多読の練習ができます。



まとめ

  • 問題文を先に読んでから本文を読む
  • 各パラグラフのポイントをメモする
  • 固有名詞に印をつけておく
  • 1つの長文は20分以内に終える
  • パッセージ3から始める

高スコアを狙うなら時間内にすべての問題を解くことが求められます。

本文をよく読めば必ず答えが見つかる科目ですので、焦らず落ち着いて取り組むことが大事です。

でも時間が足りなかったらカンでもいいので何か書いて解答用紙を埋めましょう!


イギリスでIELTSを受けた体験談