【Control】ゲームのストーリーおさらい・解説・感想(DLC含む)

コントロール 感想考察

『Control(コントロール)』をクリアしたものの、日本語テキストの翻訳が不自然すぎるのも相まってストーリーがよく分からない。

ということで、収集物やControl Wikiを参考に、ゲーム内で起きた出来事やそこに至る背景をまとめた。

流れや設定が分かってくると、とても奥深くて面白い作品だったなと思う。

以下、DLCを含めネタバレ全開。

ゲームのストーリーおさらい

ゲーム内で起きたことの振り返り。

ジェシーのFBC局長就任

2019年、自身に語りかけてくる存在ポラリスの導きに従い、ジェシーはニューヨークにある連邦操作局(FBC)の本部オールデスト・ハウスにたどり着く。

ジェシーは局長室でトレンチ局長が自殺している(と思われる)のを発見。トレンチのサービスウェポンに触れたあと、ボード(アストラル・プレーンという異次元に住む謎の存在)に認められて新局長に任命される。

オールデスト・ハウスは未知の敵対的な共鳴体ヒスに侵略されており、多くの局員が精神を乗っ取られ怪物と化していたが、一部の局員はダーリング博士の開発したヘドロン共鳴増幅器(HRA)によって生存していた。

ジェシーの目的は17年前に操作局に誘拐された弟ディランを見つけることだったが、局長に就任したジェシーは、ポラリスの力を借りてヒスを浄化しながら、生き残った局員と協力し、操作局内のコントロールを取り戻していく。

ディランとの再会

再会したディランはヒスに侵食されており、ヒスを解放者として歓迎していた。

オールデスト・ハウスへのヒスの侵入は、ふたりが故郷オーディナリーで発見したスライドプロジェクターによるもの。ディランにそう告げられたジェシーは、次元研究室に向かう。

ヘドロンの発見

次元研究室には、HRAの力の源であるヘドロンが厳重に保管されていた。

ヘドロンは、トレンチとダーリングがオーディナリーで回収したスライドプロジェクター(スライドスケープ36)の調査で発見したものだ。

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ヘドロンを見たジェシーは、それをポラリスだと思い助けようとするが、結果としてヒスがヘドロンを殺すのを目の当たりにすることになる。

ヘドロンがいなくなり、ヒスに侵食されかけたジェシーだったが、自身がポラリスの新たな触媒となってヒスを押し出す。

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この過程で、ヒス侵略の原因が明らかになる。スライドプロジェクターの調査中にトレンチがヒスに汚染されており、ヒスをオールデスト・ハウスに呼び寄せたのだ。

スライドプロジェクターの停止

ヒスに取り込まれたディランは、スライドプロジェクターを使ってヒスをアストラル・プレーン(ボードの領域)にまで広げようと目論むが、ジェシーがスライドプロジェクターを停止させ、ヒスの侵入源を絶つ。

そしてジェシーはディランからヒスを浄化することに成功。しかし、浄化したディランは昏睡状態に陥る。

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ヒスの侵入は止まったものの、オールデスト・ハウス内にはまだ多くのヒスが残っており、局の封鎖は解除できない。ジェシーは局長として、残るヒスを倒し、局を立て直す決意を固める。

背景や発端などの詳細

ゲーム開始以前に起きた出来事の時系列順まとめ。

オーディナリーAWE

2002年、当時11歳のジェシーと弟のディランは、故郷のメイン州オーディナリーで異次元への扉を開くスライドプロジェクターというパワーオブジェクトを発見する。

彼らは異次元の探索で、目に見えない友好的な存在と出会い、ジェシーはそれをポラリスと名付ける。

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しかし、プロジェクターの力によってオーディナリーの大人が全員消滅する事件(AWE)が発生。

事件を調査しにきた連邦操作局によってディランは連れ去られ、ジェシーだけが逃げ延びる。

それから17年間、ジェシーは住居を転々としながらディランと操作局を探し続ける。

一方で操作局も、その能力やオーディナリーAWEとのつながりからジェシーを次期局長候補と見なし、監視を続けていた。

オーディナリー事件の補足・詳細

オーディナリーで具体的に何が起きたのか? については以下の通り。

ジェシー、ディラン、ディランの同級生ニールだけの秘密だったスライドプロジェクターの存在を、ある日いじめっ子のトム・バーロウとその取り巻きに知られてしまう。

トムはプロジェクターを盗んで自分のアジトに持ち込み、探索を始める。

スライドの影響を受けたトムが数学教師を殺害する事件に発展し、ジェシーは両親からスライドプロジェクターについて尋問される。ジェシーが「両親がいなくなればいい」と願った翌日、オーディナリーの大人全員が消滅した。

ジェシーとディランがトムを探しにいくと、トムは怪物に変えられており、ジェシーたちに襲いかかってきた。ジェシーはポラリスに助けを求めてプロジェクターを止め、ポラリスと出会ったスライド以外のすべてのスライドを燃やす。

(スライドプロジェクターのスライドの数は、ジェシーいわく9枚、ディランいわく8枚)

P6としてのディラン

オーディナリーから帰還後、トレンチ局長はディランを次期局長候補にするため、ダーリングの監督下に置いた。

ダーリングも当初はその潜在能力の高さからディランを有望視し、プライム・キャンディデート・プログラムの6人目(P6)として英才教育を施していた。

しかし、ディランは時とともに精神の不安定さを増し、意図せず局員のひとりを殺害してしまう。

自由を制限され、怒りを増したディランは、のちに数人の局員を殺害するに至り、パノプティコンの収容セルに隔離される。ダーリングはディランを局長の見込みなしと判定する。


ちなみに、トレンチがディランの育成をダーリングに任せたのは、トレンチがキャリア初期に超常現象的な仕事を家に持ち帰ったことで家族(妻と娘)を崩壊させた過去があるため、ディランを同じ目に遭わせたくないと考えていたから、という背景がある。

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ディランの健全な育成を望んでいたと思われるトレンチに対し、子育て経験もないダーリングはディランを他の実験対象と同じように扱い、最終的に見捨てる形になる。

もしトレンチが直接ディランに関わっていたら、違う未来になっていたのかも。

スライドプロジェクターの調査とヒスの侵略

トレンチとダーリングは、オーディナリーから回収したスライドプロジェクターを使ってスライドスケイプ36という異次元を調査し、ヘドロンという知性を持つ存在を発見する。

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ダーリングはヘドロンを研究室に移送。どうやって運んだんや。

研究にのめり込むうちに、ダーリングは操作局に脅威が迫っていると信じるようになり、ヘドロンの共鳴を利用して敵対的な共鳴から身を守るヘドロン共鳴増幅器(HRA)を製造する。

しかし、異次元での最初の調査の段階で、トレンチはすでに敵対的な共鳴体であるヒスに侵食されていた。

精神を蝕まれ被害妄想が激しくなったトレンチは、ヘドロンこそが脅威だと思い込み、ヘドロンおよびダーリングを敵対視。操作局を守るという歪んだ目的でスライドプロジェクターを起動し、ヒスをオールデスト・ハウスに招き入れる。

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ヒスはHRAを装着していない局員を汚染し、建物内のコントロールポイントを乗っ取り、その結果ロックダウンが発動した。


なお、ジェシーはポラリスの導きでオールデスト・ハウスにたどり着いたが、その導きはジェシーに弟を見つけさせるためのものではなかった。

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オールデスト・ハウスに呼ばれたのは、ジェシーにヒスを見つけさせるためだったと、本編終了後にジェシーが推測している。

DLC「基盤」

ストーリーおさらい

オールデスト・ハウスの最深部にある基盤(Foundation)セクターで、現実世界とアストラル・プレーンを繋ぐネイルと呼ばれる構造物が破損し、アストラル・プレーンが現実に侵食し始める。

このままでは操作局が破壊されてしまうため、ジェシーはボードの指示で基盤へ向かう。

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調査の過程で、ジェシーは行方不明になっていたマーシャルのホットラインを受け取ったり、ボードから追放されたフォーマーの助けを得て基盤で役立つ力を修得したりする。

そして、ネイルを破壊したのはマーシャルだったことが判明。その理由は基盤に侵入したヒスがネイルを汚染するのを防ぐため、そしてボードによる操作局への支配を防ぐためだった(ネイルによってボードとオールデスト・ハウスがつながっていると考えられるため)。

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しかしネイルの破壊後、ボードからの報復によってマーシャルのHRAが破損し、マーシャルはヒスに侵食されていた。

ジェシーはマーシャルを倒してネイルの修復を完了する。ボードに感謝されるが、ジェシーはボードの言いなりにはならない操作局のあり方を考え始める。

アッシュ博士のログから分かること

基盤にはアッシュ博士の残した資料が多数あり、操作局の本部であるオールデスト・ハウスの歴史を垣間見ることができる。

  • 1964年、操作局がオールデスト・ハウスを発見
  • 当時局長代理だったノースモーアが基盤とネイルを見つけ、ネイルの前に出現した銃(サービスウェポン)を手にしたことで、アストラル・プレーンに住む未知の存在ボードと接触
  • ノースモーアはボードから局長に任命され、操作局は本部をワシントンDCからオールデスト・ハウスに移転する

アッシュ博士はアッシュ元局長の息子で、ダーリングの前任の研究主任。オールデスト・ハウスのコントロールポイントを作った人物でもある。

歴代局長は、アッシュ・シニア → ノースモーア → トレンチ → ジェシーの順。

ノースモーア以降の局長はボードに選ばれている。

DLC「変貌世界の出来事」

ジェシーは、長年封鎖されていたリサーチセクターへ向かうよう、行方不明の小説家アラン・ウェイクからのヴィジョンを受け取る。

リサーチセクターには、ブライト・フォールズAWEに関与し、闇の力とヒスの両方に感染して恐ろしい怪物「第三のモノ」と化したエミル・ハートマンが徘徊していた。

ジェシーは光を駆使してハートマンを倒し、数年後のブライト・フォールズで新たなAWEが発生するという警告を受信する。

雑感

個人的に思ったことなど。

小ネタ

ダーリング博士を演じるMatthew Porrettaは、アラン・ウェイクの声も担当している。

トレンチ役のJames McCaffreyは『Alan Wake』でトーマス・ゼイン、『Alan Wake 2』でアレックス・ケイシーの声を担当している。ご本人は残念ながら2023年に逝去されている。

オフィス雑用ループ

終盤に、ヒスに侵食されかけたジェシーが、オフィスアシスタントとしてコーヒーを淹れて郵便物を届けてスキャンをとって…と無限雑用ループになる場面があった。

あれはディランがジェシーに語った、自分が局長になって姉をコネ入社させて一緒に働くという夢の内容そのものだったのか。

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Take Control

ミッション名の「主導権取得」だけ聞くと意味不明で、もっといい訳があるだろと思いつつ(このゲームでそんなこと言ったらキリがないが)、Take Control自体にはいろいろな意味が含まれているので、ひとつの訳を当てるのは難しいとは思う。

局長として操作局を統制する、弟を操作局やヒスから取り戻す、ポラリスの力を使う、ヒスに侵略されたオールデスト・ハウスを制御するetc。

あらゆる物事をTake Controlしていくゲームだが、何に対してコントロールするのかを一言で言うならたぶん共鳴なんだろう。

共鳴(Resonance)

共鳴は、コントロールの世界における超常現象のほとんどに関わっている要素とされている。

パワーオブジェクトの力の原因であり、ヒス、ヘドロン、ポラリスといった知性を持つ共鳴体の源でもある。ボードもまた共鳴に基づいているという。

ヘドロンやポラリスは友好的で、人間を守ったり力を与えたりしていた一方、ヒスは敵対的で、人間の精神を乗っ取って肉体を変化させる。ヒスは物体にも憑依する(ただし、ヒスに汚染されたトレンチとディランはヒスこそ味方だと主張している)。

ヘドロンとポラリスの違いがよく分からなかったけど、共鳴を共有する別の存在で、redditの書き込みによるとポラリスがインターネットでヘドロンがモデム&ルーターみたいな感じらしい。

続編のタイトルが『Control Resonance』なので、共鳴に踏み込んだ話になるのかな。

続編、まともな翻訳であってほしい。

【Control】概要、ストーリー・DLC攻略、実績トロフィーまとめ


<参考にしたもの>

Control Wiki

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