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【FF7R EPISODE INTERmission】ユフィDLCのミニゲームやストーリーの感想

2021/10/31

ゲーム ファイナルファンタジーVII

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FF7Rインターミッション感想

PS5版『FINAL FANTASY VII REMAKE』(FF7R)発売とともにリリースされたユフィの新規エピソードDLC、『FF7R EPISODE INTERmission』の感想です。

主にミニゲームやストーリーについて、難易度ノーマルをクリアした時点で思ったことをまとめました。

私のFF7Rの見方は今のところ「ミニゲームが面倒。戦闘はおもしろい。ストーリーはいまいち」なので、本記事はそういうスタンスの人による感想です。

ストーリーに関する部分はある程度のネタバレがあります。

INTERmissionについて

ユフィの新規エピソードDLC、『FF7R EPISODE INTERmission』は、

  • PS5でのみプレイ可能なDLC
  • 本編のセーブデータがなくても遊べる(PS5版のFF7Rは必要)
  • 操作するのはユフィのみ
  • 全2チャプター構成
  • 時系列は伍番魔晄炉の爆破後
  • クラウドたちの登場シーンも少しだけある

そんなゲームです。

PS5版のFF7Rの体験、およびユフィのチュートリアルという性質が強く、INTERmissionを遊ばなくても続編プレイには支障はなさそう、という印象を受けました。

一方で、今後の仕込みになっていると思われるシーンはあります。


個人的にありがたかったのは、本編のセーブデータがなくても遊べる点でした。

というのもPS4版はトロコンまで達成したものの、その後PSNアカウントを変えたのでFF7Rのセーブデータがまったくなかったのです。

本編を遊ばないとINTERmissionができないと思い込んでいたのですが、そんなことはなく、ゲームのメインメニューからすんなりINTERmissionを開始できました。

とはいえ、本編の神羅バトルシミュレーターにPS5版の追加要素があるので、いずれ本編も遊ばねばと思います。

INTERmissionのミニゲーム

本編のときから「別にミニゲームをやるためにFF7Rやってるわけじゃないのに」とブツブツ思いながら遊んでいましたが、案の定INTERmissionもミニゲームがありました。

  • かめ道楽通信
  • コンドルフォート
  • 神羅クラッシュボックス

この3つ。

ミニゲームがなかったらINTERmissionはチャプター1で終わると言っていいほど、ミニゲームのボリューム貢献は大きいです。

本編のようにロボットアームを操作しないと先に進めない、という理不尽なミニゲームはありません。

ですが、INTERmissionでもミニゲームは時限要素なので「今そんな気分じゃないのに」と思っても無理やり気持ちを切り替えてミニゲームに取り組まないといけません。

やりたくなければ飛ばすという選択肢はあります。

が、報酬がはんいかマテリアなど有用なアイテムだと優先的にやらざるを得ません。

FF7Rはミニゲームをプレイヤーにやらせないと気が済まないゲームなんだ、と割り切ったほうがストレスなく楽しめそうなので、次回作からは「次はどんなミニゲームが来るのかな」とがんばって前向きにとらえようと思います。

かめ道楽通信

かめ道楽通信はミニゲームというよりサブイベントですが、一部ミニゲーム要素があります。

チラシ探しは懐かしさもあって楽しめる部分はありましたが、犬に見つからないよう物陰に隠れながら進むミニゲームは何度も犬に見つかって発狂しそうでした。チラシくらいさっさと取らせてくれ!

あと「記憶をとばせー朝までとばせー」という飲んだくれソングが頭にこびりついて離れなくなった。

コンドルフォート

コンドルフォートはINTERmissionの目玉と言えるミニゲーム。

準備や対戦に時間がとられるので、コンドルフォートが気に入らないとけっこうつらいものがあります。そう私です。

本編のサブキャラクターと再会できるありがたい機会ではありますが。

ただ、コンドルフォートのハードモード報酬がスキルアップブックというのは納得しかねるところ。

戦闘と無関係なミニゲームの報酬が武器強化に必要なアイテムって…。

神羅クラッシュボックス

神羅クラッシュボックスは本編のクラッシュボックスと同じミニゲーム。

報酬がはんいかマテリアを含むマテリア6個ということもあり、ゲームを先に進めたいという気持ちを抑えながら満点がとれるまで何度もやり直していました。

しかしクラッシュボックスのおかげでユフィの動きがつかめた部分もあります。

ターゲットが静止している物体なので、手裏剣がどう動いてアビリティがどう発動するのかといったことが分かりやすい。

普段の戦闘はスピーディすぎて何が起きているのかよく見えないのですよね。

そういう意味では、神羅クラッシュボックスはチャプター1で出してほしかったです。

チャプター2の終盤からはおもしろい

以下、ネタバレあります


ストーリーの感想は、映画に例えるとラスト10分だけおもしろい、という感じでした。

ミニゲームによる水増しのおかげでゲームのボリュームはある程度感じられましたが、ストーリーだけに絞るとかなり中身スカスカで物足りなかったです。

極端に言うと、チャプター1の半分は知り合ったばかりで深掘りも特にない本家アバランチの仲間を追うだけ。チャプター2は神羅ビルに侵入して神羅幹部に遊ばれるという本編のデジャブ。

後者はあえてそうしたのかもしれないけど、遊ぶ側としては「またか」感が否めない。

ユフィ自体はセリフが軽快で表情が豊かでリアクションも豊富で見ていて楽しいです。

しかし、ストーリーを進めていて先が気になるとか引き込まれるとか、そういったことは私の場合ありませんでした。

その代わり、チャプター2の終盤はそれまでの単調さとは一転して大きな展開があり、演出のかっこよさも相まって圧巻でした。

何が物足りなかったか

ユフィと本家アバランチの絡みがもう少しあれば、中身ペラペラの印象も変わった気がします。

ユフィとナヨたちの個人的なつながりが将来ウータイとアバランチが敵対したときの救済になるかも、というようなセリフがあったのですが、ユフィと本家アバランチの結びつきがそんなに強くなったようには見えない。

ユフィが本家アバランチと過ごした時間ってほんの数時間では…?

かめおじさんと一緒にいた時間のほうが長いような錯覚に陥っています。


あと個人的には、もうちょっとユフィの気持ちが語られる場面があればよかったのになと思います。

父親をよく思っていないようなセリフは出てきたけど、そのくらい。

ミッドガルにどんな気持ちでやって来たのか、ウータイのことをどう思っているのか、とか分かる言葉はなかった(はず)。

INTERmissionで一番驚いたのが、ミッドガルからカームへ行くのに歩いて1日かかるという事実だったのですけど、となるとウータイからミッドガルのあいだには大層な距離があるわけですよ。

そこを16歳の少女がひとりで、乗り物を使わず(たぶん)、独り言を言いながらはるばる任務のためにやってくる。

戦闘慣れしているとはいえ、相当な覚悟と使命感がないとできないような気がします。

だからそのあたりのユフィの心境を聞きたかったです。


何にせよ、ユフィが本家アバランチのメンバーと交流したこと、最後にあの場面とあの場面を目撃したことは、ユフィのミッドガルに対する見方を変え、神羅への敵対心を増幅させる大きな動機になったのは間違いないということで。

スカーレットの活躍は満足

スカーレットの出番が多かったことは、私の中ではけっこう高評価です。

オリジナル版でのスカーレットといえば、ハイデッガーの隣でキャハハしているかティファとビンタするかくらいしか活躍の場がなかったキャラクター。

スカーレットはほかの神羅幹部に引けを取らない個性の持ち主なのに、ハイデッガーやパルマーと比べても出番が少ないのが地味に残念でした。

それが。

INTERmissionでは自ら兵器を操り前線に出陣。

兵器開発部門統括者としての本領を発揮するとともに、ユフィに追い込まれても動じないオトナの余裕を見せつけてくれました。

ユフィを田舎くさい小娘と見下すスカーレットの態度、なかなかしびれる。

INTERmissionで出番があったぶん、今後本編での活躍は少ないかもしれないですがね。

ソノンのこと

INTERmissionオリジナルキャラのソノン。

ユフィを支えるよき兄貴キャラでした。

ユフィが戦闘不能になるたびに身代わりで蘇生してくれるため、私のポンコツプレイのせいでソノンは幾度となくその身を犠牲にするはめに。

なので、ストーリー終盤で例のシーンを見たときは「ここでもか」と思ってしまった。

それはさておき。

ユフィは見た目だけでなく、きっと年齢や性格もソノンの妹に近かったのだろうなと想像。

(こんな身近なところにそこまで妹に似てる子いる? と突っ込みたいフィーリングにはフタをしておく)

イベントシーンでソノンがユフィを守る体制をとったり、連携中に攻撃で吹っ飛んだユフィをソノンが受け止めてくれたり、過剰なまでのユフィサポートは今度こそ妹を守りたいというソノンの決意の表れだと考えると納得がいきます。

年下のユフィを「先輩」と呼ぶのも、最初はユフィのやる気を引き出すためかと思っていて、このソノンってやつはユフィの扱いがうまいなと感心したのだけど、もしかしたらそれだけではなくて。

ユフィのことをあえて「先輩」と不自然な呼び方をすることで、ユフィを過度に妹と重ねることに歯止めをかけたかったのかなと思ったり。

(でも妹にも壁ドンしていたのかと考えると引く)

ユフィは妹扱いされたくない。ソノンは妹扱いしたい。任務や戦闘での連携は絶好調なふたりが、相反する気持ちを抱えながら行動していたのはおもしろいところ。


それにしても、チャプター2まで終えてソノンの武器の熟練度がまったく上がらなかったのはどういうことなの。

おわりに

INTERmissionに対して、ミニゲームが多いとかストーリーの密度が低いとか、いろいろ不満はあります。

この内容なら次回作に組み込んで、そのぶん早く次回作を出してくれてもよかったのにとも思います。

でもなんだかんだいって続編は楽しみです。

きっとフィーラーなきあとのストーリーは予想外のことが多いに違いない。

PS5版の本編やINTERmissionのハードモードを遊びながら続報を待ちます。


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プロフィール


Seina

ゲームの感想や攻略を書くのが好きな人。ゲーマーになる前の趣味は映画鑑賞と海外ひとり旅。イギリス滞在経験あり。元フォワーダー業界勤務。吹奏楽経験者。英検1級取得者。

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