体験コーナーもあるキダーミンスターのカーペット博物館

カーペット・ミュージアムの写真のようなカーペット

バーミンガムからキダーミンスター(Kidderminster)の鉄道博物館とカーペット博物館(Museum of Carpet)に行きました。ここではカーペット博物館の様子を紹介します。

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場所はキダーミンスター駅から歩いて6分ほどのところで、スーパーマーケットMorrisonsと併設しています。注意点は開館日と開館時間が少ないこと。火、水、木、土の10時から13時30分が見学可能な日時になります。入場料は大人4.5ポンドです。

かつてキダーミンスターはイギリス有数のカーペット製造地で、町の大部分をカーペット工場が占めていたそうです。そのため館内にはカーペット産業の歴史と衰退、技術について多くの解説がありました。

展示物も少しあります。これは19~20世紀に実際に使われたカーペット織機。大きい!

カーペットミュージアムの織機の写真

体験コーナーもいくつかあり、カーペットの繊維を顕微鏡で見たり織機を使えたりします。子供連れによさそう。

カーペットミュージアムの織機体験コーナーの写真

紐を使って好きな絵を描くコーナーも。

カーペットミュージアムの体験コーナー

ついつい夢中になっちゃいます。

たまたま「Journey to Japan」という特別展がやっていて、江戸時代の型紙と長谷川雪旦の墨絵が展示されていました。墨絵は英語でink paintingっていうんですね。

墨絵の特別展の写真

墨絵は本物ではなく掛け軸に印刷されたものですが、紙の折れや焼けまで忠実に再現されていて印刷技術の精巧さに驚きました(そこ?)。

墨絵の写真

「カーペット博物館というくらいだからさぞかしたくさんのカーペットが飾ってあるんだろう」と思っていましたが、予想に反してカーペットの展示は少なめで産業博物館の色合いが強かったです。とはいえ勉強になることが多くなかなか興味深い博物館でした。

今まで何も考えずに踏みつけていたカーペットを見る目が少し変わりました。


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