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【Quantum Break】タイムトラベル・時間の崩壊・超能力のSFドラマアクション感想(ネタバレなし)

クォンタムブレイク 画像

Steamで『Quantum Break(クォンタムブレイク)』をクリアした。

Alan WakeやControlを手がけたRemedy Entertainmentが2016年に発売したゲームで、ゲームパートと実写ドラマパートが交互に展開するSFアクションゲームになっている。

以下、ネタバレなしでゲームの紹介や感想を書いていく。

ストーリーの簡単な紹介

本作は、タイムトラベル実験によって引き起こされた「時間の崩壊」を止めるための戦いが描かれる。

大学のタイムマシンを使ってなんやかんやして未来の惨劇を防ごうという話なので、シュタインズ・ゲートっぽいといえばそんな気がする。主要キャラは学生ではないが。

大きな特徴は、アクションゲームパートと分岐選択パートと実写ドラマパートで構成されていることで、分岐で何を選んだかによって登場人物の動向が細かく変化していくことだ。

ゲームパートは主人公ジャック・ジョイスの視点で進み、仲間と協力し、時間を操る力を使って敵を倒していくアクションが中心。

装置や研究室の細かなディテールや、建造物のデザインは美しく作り込まれており、周囲を見ながら移動するのがけっこう楽しい。

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実写パートは、ジャックと敵対する企業モナークの関係者の視点で進み、ゲームパートの内容を補完したり話を繋いだりするストーリーが描かれる。

実写部分は合計で90分近くあり、目まぐるしい展開や迫力のあるアクションは海外ドラマそのもので見応えがある。

また、エイダン・ギレンとランス・レディックが重要な役割で出演しているため、『The Wire』という海外ドラマを見終わって間もない私は、ポール・セリーンとマーティン・ハッチが同じ画面に映るたびに「カルケティとダニエルズがこんなところで共演しているぅぅぅ!」と鼻息を荒くしていた。

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分岐はストーリーの結末には影響せず、もはや「どんなポール・セリーンを見たいか?」で選ぶものといってもいい。


ゲームとシネマティックの融合に挑戦した作品である一方、私のように「Remedyのゲームだからとりあえずストーリーを体験したい」というタイプは戦闘はもっと控えめでいいと思ったし、逆にTPSアクション好きの人には実写パートを見ないとストーリーが掴めない構造が億劫かもしれない。

ストーリーや登場人物の人物像理解のためには、ゲーム内の収集物を読んで得られる情報が必須で、ストーリー重視のゲーマーとアクション重視のゲーマーのどちらをターゲットにしたかったのかがよく分からない(Alan Wakeもそうだが…)。

オーディオ系の収集物・コンテンツには日本語テキストが存在しないという致命的な欠点もある。

ゲーム難易度や戦闘について

アクションは射撃で敵を倒すほか、ジャックの超能力で対象の時間を止めたり周囲を爆発させたりなど、多様な戦法がある。

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とはいえ、能力でできることは数えるほどで、よく言えばシンプルで覚えやすいものの、戦闘は単調で爽快感も達成感もそんなに湧かないという印象(Alan Wakeもそうだが…)。

私は実績に目がくらんで初見プレイで難易度ハードにしたため、エイムが下手すぎたことも相まって戦闘は歯ごたえありまくりで大変だったが、それでも何とかクリアできたので、イージーで遊べばそこまで苦労しないかもしれない。

ただ、ゲームオーバーになると「え、ここから?」と思うような場所から再開させられる場面もあり、ゲームの快適さは今ひとつ。

操作性もとてもよいとは言えず、戦闘以外でジャンプやダッシュなどのアクションが要求される場所移動でゲームオーバーになることもしばしば。自動ドアに挟まれてゲームオーバーになるゲームなので。

参考までに、難易度ハードでクリアおよび実績コンプリートまで約22時間だった。

Remedy他作品との関係

『Quantum Break』は独立した作品なので、Remedyの他作品(Alan WakeやControl)を未プレイでも楽しめる。

なぜかアラン・ウェイクの著作や映像がさりげなく収集物や背景に出てきたりするので、知っていればそういう小ネタに気づくことはできる。

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MicrosoftがIPを所有している都合上、本作のキャラクターがそのままRemedyの他作品に出てくるということもない。そのまま、という形では。

『Quantum Break』はAlan WakeとControlの世界とはマルチバースの関係で、ジャック・ジョイス=ティム・ブレーカー、ベス・ワイルダー=ジェシー・フェイデン、マーティン・ハッチ=ミスター・ドアという説がある。

ハッチ役のランス・レディックは2023年に亡くなっているため、『Alan Wake 2』のミスター・ドアは別の俳優が演じている。

おわりに

私が『Quantum Break』を遊んだ理由は、『Alan Wake 2』のDLC「Time Breaker」は本作を知らないとおそらく理解できないと思ったからで、Remedy作品でなければ知ることもなかっただろう。

しかし、タイムトラベルものとして設定はよくできているし、ジャックと主要人物(ポール、ウィル、ベス)との関係は短いながらも丁寧に描かれていたし、演出はうまいし、Remedyならではの曖昧で解釈の余地のある終わり方をしている。

操作は微妙だが、時間が壊れるという表現を体験できたり、時間の終わりという脅威を味わえたりして、面白いSFドラマのゲームだった。

Steamストア:Quantum Break

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