【Control Resonant】姉弟の謎や、エミリーとジェシーの関係などクリア後の感想・考察
『Control Resonant(コントロールレゾナント)』クリアした!
分かりにくい部分や未解明の謎は残るものの、やっぱり面白かった。
まだサイドストーリーは終わっていないし、収集物も見つけていないものがあるし、見落としや記憶違いもあるかもしれないが、メインストーリーを一通り見て思ったことを書いていく。
以下、エンディングまでのネタバレあり。
ディランとジェシーの関係って何?
ディランとジェシーは姉弟だ。
しかし、どうやらただの姉弟ではなさそうだ…。
そう思わせる要素がいくつか見られた。
ヒントになりそうなことを集めてみる。
食い違う事実
断層でディランは「うちは3人家族だった」と言った。
ディランと両親の3人家族。
最初はジェシーの存在がなかったが、いつの間にかジェシーが話の中に出てくるようになった。
そして母親が父親を撃ち、病院に移ってジェシーとディランは2人だけの家族になったという。
オーディナリーAWEでは、ジェシーが「ママとパパなんかいなくなればいいのに」と思った翌日に、両親が消えた。
ディランが断層で思い出したことと、オーディナリーで起きたことで話が食い違っている。
同一人物?
断層でのディランは「何か変化があって、何もかも変わった」と言っていた。
そのときの一人称は「俺は…俺たちは」と主語が曖昧になっている。
「何か変化があって、何もかも変わった」以降、両親の態度もおかしくなったという。
1人だった子供が、いつの間にか2人になった?
詳しいことは分からない。
ただ、少なくとも別の世界では本当に一人っ子だったであろうことが、『Control』で示唆されている。
ヒスに感染したディランが、夢で見たことをジェシーに話していた。
「俺はたったひとりの子どもで少女だった。名前はジェシー・ディラン・フェイデン」だと。
ジェシーとディランは、それぞれ男女どちらにも使える名前だとも言っていた。
ふたりは同一人物なのか?
断層やヘドロンを倒したあとに見られた、ディランとジェシーが物理的に入れ替わっていた現象も、ふたりが同一人物であることが関係しているのか?
ふたりは「唯一の子供の、コピーのコピー」なのか?(これもヒス感染時のディランの言葉で意味は分からない)
現実世界では片方が眠っている
今のところ、プレイヤーが見ている前でジェシーとディランが現実世界で同時に活動していたことはない。
『Control』ではジェシーが動いていた一方で、ディランはヒスに侵食されていた。メインストーリー後、ディランは昏睡状態に。
本作ではディランが動いていた一方で、ジェシーは断層にいた。メインストーリー後、今度はジェシーが昏睡状態に。
オーディナリーAWEではふたりとも動いていたが、レトログラフィック調のゲーム形式で語られていたため、同じ次元の話とは言い難い。
(3Dグラフィックと2Dグラフィックで文字通り次元が違うのも、意図的な演出なのだろう)
ディランとジェシーが同じ世界で揃って活動する姿を見ることはできるのか。
この点はDLCか次回作での注目点だと思う。
異なる次元への干渉
ダーリング博士の映像によると、ディランは異次元へのつながりを築けるという。
オーディナリーAWEで、大人になったディランが過去のジェシーに干渉していたことや、過去のディランが初対面のダーリング博士に見覚えがあると言っていたことから、ディランは異次元を行き来する力があるのだろう。
ディランにその力があるのなら、ジェシーにも同じ力がある可能性は高いし、ジェシーは異なる次元の存在を認識している。
変わり果てたアリッシ
ジェシーに対してはいつもにこやかで友好的だったアリッシ。
7年ぶりのアリッシはずいぶんと疲弊していて、ディランへの態度はともかく、最後ああなったのはショックだった。
CFD破壊後にパターン化した声を出すようになって「まさか…」と嫌な予感がし始め、アンノウンの共鳴体のクエストの現場にアリッシがいると知って「そうか…」となった。そして強かった。
エミリーは、パターン化する人が他の人と違うのは脆弱性だと言っていた。
アリッシはエミリーやラングストンと違って、常に現場で指揮を取り、常に目の前で仲間を失う立場にあった。
7年間ずっと戦争に参加していたようなもので、心身ともにボロボロ。
髪は白くなり、顔はやつれて、見た目にも変化が分かるだけでなく、収集物には不眠症にうつにPTSDの兆候があると書かれていた。
すべての不幸の元凶がディランかのように、アリッシはかつてヒスに取り込まれたディランを責め、憎しみをぶつけた。
そして対ヒスの突破口となる共鳴体兵器CFDに執着し、マンハッタンを犠牲にしてでもCFDを守ろうとした。
ディランへの嫌悪は、不安定なメンタルによる判断力の欠如や、フェイデン姉弟のような特別な力のない自身の無力感から来る嫉妬もあったのだろうが、もしかしたらアリッシがヘドロンの影響下にあったことも関係していたのではなかろうか。
ヘドロンはヒスと敵対する共鳴体なので、ヒスを宿すディランへの憎しみが無意識レベルで増幅していたとも考えられる。
ディランが避難地区でアリッシを助けたとき、ブラックロックインジェクターの効果が切れてもアリッシはヒスに感染しなかったので、あのときにはパターン化が始まっていたのかもしれない。
(アリッシが自我を保ちながら、誰にも知られることなく共鳴体に変化していたのは、スライドプロジェクターの調査時にヒスに感染したトレンチ局長に似ている)
アリッシの死後、フィールドオフィスのヴァーコン社のロビーにアリッシの追悼碑が設置される。
FBCはアリッシの件を、アリッシが共鳴体になったのではなくアリッシが共鳴体を倒して名誉の戦死を遂げたのだとして処理した。
追悼碑を見てディランは「アリッシが共鳴体になる選択をしたわけではないが、過ちを犯した」とゾーイにつぶやく。
ディランはFBCの都合で不当に人生を奪われ、ヒスに乗っ取られ、多くの犠牲を出した。
ヒスをオールデスト・ハウスに招き入れたのはトレンチであり、ディランが悪いわけではない。
それでもディランは許されないことをしたと自覚している。
アリッシもまた、自分の意思でヘドロンに侵食されたわけではないが、その結果多くの犠牲を出した。
アリッシとディランはヘドロンとヒスの敵対関係に巻き込まれ、相容れない存在となった。
しかし、最終的にアリッシの状況を誰よりも理解していたのはディランだった。
なお、アリッシとディランがずっと反発し合っていた一方で、ヒスを宿すディランとヘドロンを宿すジェシーが深い絆で結ばれているのは、興味深いことである。
エミリーとジェシーの関係
エミリーとジェシーってほぼ恋人だったんだ!
という驚き。
でも7年間オールデスト・ハウスで隔離生活を送って、局長と研究主任で仕事上の付き合いも深くて、年齢も近そうだったから、踏み込んだ関係になりつつあったのは不思議ではない。
ジェシーはエミリーの上司で、仕事が忙しかったこともあり、気持ちを伝えることはなかったようだが、ジェシーが失踪して意識不明で戻ってきて、エミリーは後悔しているようだ。
隔離部屋で昏睡状態のジェシーに「ふたりで採石場に行って一緒に星を見た。独りでまたあの星を見るのは嫌」と泣きそうになりながら語りかけるエミリーを見て、こんな切ない告白あるかよと思った。
でも、ジェシーもエミリーを仕事の仲間以上に思っていることは確かで。
断層でジェシーは別れ際に「エミリーは元気?」とディランに聞いていた。
そして、エミリーは右耳に緑色の細長いイヤリングをつけている。
左耳にはついていない。
ジェシーが隔離されている部屋で拾える事故報告書によると、ジェシーの所持品にはイヤリング1個が含まれていた。
おそらくエミリーのイヤリングだ。
ジェシーはエミリーのイヤリングをずっと持ち歩いていたのだ。
今後への期待など
まだ分からないことだらけだが、DLCや続編で判明するといいなと思っていることは以下。
- ジェシーはスライドプロジェクター用スライドで何をしようとしていたのか
- アベーラントってそもそも何なのか。パワーオブジェクトではないらしい。ジェシーと結合していた何か。ボードはアベーラントから出られないっぽい
- ダーリング博士はどこで何をしているのか。本当に闇の世界にいるのか。今作も過去の映像だけの出演で、ディランに非人道的な仕打ちをしていたことが露見しただけだった
DLCはもしかしたらジェシー視点になるかも分からんね。
関係ないけど、クリア後のラングストンから話しかけるたびに無限に話が湧いてきて笑った。
ディランの新居にアーティから絵ハガキが届いているのは嬉しかった。
(「Onnea uuteen kotiin」はフィンランド語で「新居おめでとう」)
雪景色のコールドロンレイク。『Control Resonant』が秋だったので、『Alan Wake 3』は冬が舞台になるのかな。
